リアルな体験談：義両親に女装している瞬間をみられてしまった

これは恐ろしく記憶に残る日でしたが、人生を変える日とも言えます。その日をきっかけに、私は義両親にクロスドレッサーであることをカミングアウトしました。そして、それは私の意図だったわけでも、計画していたことでもありません。私が女装後の格好で階段を下りたとき、義両親の鋭い視線を感じました。

妻に出会う前後の私と女装との付き合い

私は良い夫として、良い父親として、普通の生活を送っていました。しかし、その仮面の下では、幼い頃から持っていた秘密を抱えていました。それは、恐れることなく女性らしさを表現したいという欲求でした。

私の女装体験は、姉のイヤリングを試着することから、母のハイヒールや姉のランジェリーを身につけるという、より大胆な体験まで、色んなエピソードがあります。

成熟するにつれて、女性らしさを受け入れたい欲求は強まりましたが、それをカミングアウトしようとは思いませんでした。妻と結婚しても、女装欲求は、妻が知るまで秘密のままでした。

いずれにせよ、それは起こる運命だったんです。この運命の日に、妻は予想よりも早く家に帰ってきました。彼女は私の女装姿を目撃してしまったんです。私は、彼女のランジェリー、パンティ、ストッキング、ブラジャー、ハイヒールを身につけていました。彼女は何が起こっているかを理解できず、言葉を発することもできず、混乱し、信じられないという表情を浮かべていました。最近、彼女は私たちのクローゼットに新しいランジェリーを見つけ、私に不倫しているのではないかと疑問を持っていたのですが、この日、すべてに合点がいったと後で教えてくれました。

その瞬間、彼女は慌てて部屋を出ていったので、私はすぐにその格好を脱いで「普通」の服を着ました。私は階段下でぼんやりと家族写真を見つめている妻を見つけました。私は彼女の前に跪いて、私の嗜好についてカミングアウトしたのです。

同胞の皆さんの多くと同じ様に、これは恐ろしくて怖い瞬間でしたが、私は何となく安堵しました。彼女は私たちの結婚生活中にどれほど疑いを感じたのか、そしてそれが私たちの家族にどれほど損害を与えたかについて、嘆いていました。彼女は、私たちの子供たちがその格好を見ることについての懸念も打ち明けてくれました。

その後、カウンセリングのセッションに参加し、妻はクロスドレッシングの複雑さを理解し始めました。彼女は徐々に私の本当のアイデンティティを受け入れてくれたのですが、そこには条件があったのです。彼女は、私が公然と女装姿で歩くことを絶対に許しませんでした。さらに、彼女はそれを私たちの子供たちには見られないようにしてほしいと訴えました。しかし、その日から、妻は私の女装については認めてくれたのだと思います。

運命の日

そして、この日がやってきました——私たちの結婚10周年でした。妻と私はその夜の計画を立てていましたが、彼女はまずパン屋を開店する必要がありました。私は子供たちを学校に送り届けていたので、家は私一人のものでした。

私はコーヒーを飲みながら古い写真を見返していました。私は妻と出会った時の「懐かしい」写真を私のＳＮＳに掲載するつもりでした。結局、これが私たちの結婚記念日を祝う方法の一つだったからです。しかし、懐かしの写真を見つける前に、私の気分を変える古い写真にたどり着きました。それは、タイトなブラックスカート、母のパンプス、白い長袖のシフォンブラウス、そしてスカーフを身につけていた私でした。すぐに、女装をしたいという揺るぎない欲求が湧いてきたんです。

私は妻のクローゼットに駆け寄って、試着できるものを探しました。そこにダークブルーのドレスがありました。それは短くてカラフルで、私にとってちょうど良かったです。それを着ることで、とても満足感を得たのです。その瞬間は現実離れしており、私には、人生で最も重要な日を過ごしているかのような感覚がありました。

鏡を見ると、ドレスが私を取り囲むのを見るのが自然に感じました。それは私の外見だけでなく、私の 内面的な変化も捉えていました。自分を見るたびに、社会的な期待が私を自分自身の影で生きさせていることに気づかされたんです。

心臓が止まるような瞬間：義両親の到着

その思い出深い瞬間をいくつかの写真で記録したいと思いました。私はダイニングエリアに携帯電話を忘れていたので、それを取りに行かなければなりませんでした。階段を下りる途中、玄関のドアが開くような気がしましたが、私は止まりませんでした。

ちょうどドアの近くに着いたとき、義両親はすでに家の中にいたのです。

妻はドアの隣で彼らのコートを掛けようとしていました。私は彼らがその晩の後になるまで来るとは思っていなかったんです。彼らが私の女装姿を発見したとき、彼らは明らかに驚いた表情を浮かべていました。私は困惑し、恐ろしくなり、しばらくの間ぼんやりと立ち尽くした後、慌てて階段を上がりました。

義理両親の反応

私の心は真っ白でどんな説明も思い浮かびませんでした。義両親が関わっている今、私は恥ずかしく、恥辱を感じていました。私は少しでも楽になりましたが、彼女がどれほど打ちのめされているかを感じ取ることができました。

妻は彼女の両親と一緒にいるので、私は彼女がどれほど居心地が悪いかを感じ取ることができました。彼女はいら立った様子で後で部屋に入ってきました。

その瞬間に私たちは話すことはできませんでした。彼女は義両親の様子を見に行くことを選んだのですが、義理両親は、説明もなく返ってしまったのです。

その後の展開

子供たちを寝かしつけた後、私は妻と会話を始めました。もちろん、彼女はがっかりしていました。その理由は、両親とどうかかわっていけばいいのか、結論が出なかったからです。彼女は自分自身で、義両親に対処したいと思っていました。

私は自分のアイデンティティを受け入れることへの強い衝動を感じましたが、多くのものが危険にさらされていました。私は義両親が私を受け入れることはないことを知っていたので、自信がなくなったんです。妻は私を受け入れようとしてくれましたが、彼女にとってそれは難しくなってしまいました。

義両親は、私のクロスドレッシングの選択を受け入れることはありませんが、私たちは未だに良い関係を築いています。妻は、以前の条件を提示し続けています。

あなたが経験しなくて済むための学んだつらい教訓

自己発見をためらわないでください

自分の本当の自分を受け入れるためには、自分への信頼を高めることが重要です。女装姿が自分を完成させる事実を受け入れることで、帰属感と受容感を得ることができます。これを行うことで、あなたと同様にユニークなアイデンティティを共有する他人とつながることができます。

あなた自身として愛され、受け入れられる場所に居続ける

愛情を与えてくれ、共感と理解を示す人々と一緒に歩みましょう。人生はあまりにも貴重です。誰かの影の下で生きる必要はありません。

弱さをさらけ出し、苦労を話す勇気

愛する人に対してあなたのアイデンティティをオープンにし、彼らに受け入れる時間を与えましょう。変化はプロセスとも言えます。時には、あなたの辛かった体験も、誰かに共有することで、より他者とつながることができます。

周りに「普通」を設定する

ユニークであることは難しいことです。しかし、自分の独特なアイデンティティを、これが自然で当たり前なんだという雰囲気で過ごすことはできます。そうすれば、多くの人たちはそれに従ってくれるはずです。自信を示すことで、人々は最終的にあなたを受け入れるようになります。

最後の考え

自己探求とカミングアウトの経験から、誰もがあなたの本当の自分を受け入れるわけではないことが明らかです。しかし、他人に対して自分の個性を表現する際には、ためらいを持たないでください。女装姿を通じて自分が満たされる感覚が合ったり、あなたがそれに興味を持っているのであれば、勇気をもってそのまま進んでください。

社会的な障壁は過去のものだと考えましょう。この時代において、自分が気持ちいい格好をすることが大切、という流れになってきました。ドレスを着たいと思うのなら、ぜひトライしてみてください。

何よりも重要なのは、最大限に自分の本来の姿を表現することです。社会の視線や、恥ずかしさによってそれらが隠されるべきではないのだということを、忘れないでください。